小田急電鉄(東京都新宿区)と神奈川中央交通(平塚市八重咲町)は、共同で農業ビジネスに参入した。相模原市緑区城山の未利用地を活用し、「高糖度ミニトマト」を生産する。休耕地問題の解消や就労機会の創出など、地域の活性化につなげるという。
生産と収穫・出荷に関する業務は、小田急電鉄が出資し資本業務提携を結ぶ農業ベンチャー「銀座農園」(東京・銀座)に委託。7月から本格的に栽培を始め、11月中旬から来年7月中旬まで収穫する。
想定する出荷量は年間19トン。生産したミニトマトは沿線のOdakyu OX(小田急商事)などで販売を始め、順次両社の関連企業(百貨店、ホテル、レストラン)などへ出荷する。
(芹澤 康成/2016年3月20日号掲載)