地場農畜産物の商談会「さがみはらのめぐみマッチングフェア」が11日、市産業会館(相模原市中央区中央)で開かれた。食の安全・安心に対する関心の高まりを背景に、企業や飲食店から市内産の野菜や畜産物の要望が高まっている。
出展者は、市内の生産者や加工業者、直売所など12組。実際に生産物を持ち込んで、その場で食べてもらうことでPRし、6件が成約した。
3回目の同フェアは、市内産農産物の販路拡大などを図ろうと、市農政課が企画・運営。市内産の農産品を市内で加工・消費する「地産地消」を目指すという。
市内の飲食店や小売業の経営者やバイヤーなど約40人が来場。担当者は「地場野菜を使いたい企業や飲食店からの仕入れルートの問い合わせが多い。1年前の商談会に参加した飲食店から、生産者の紹介を依頼されたケースもある」と話し、手応えを感じたようだ。
(2016年3月20日号掲載)