デイサービスと診療所の機能を併設した多機能型の介護有料老人ホーム「ファンコート厚木」が2月、厚木市上依知に完成した。診療所やデイサービスセンターも併設し、介護・医療・快適さの「スリー・イン・ワン」を提供するという。
診療所の院長は、東海大八王子病院の初代病院長を務めた松崎松平名誉教授が担当。地域の医療機関との協力体制もあり、持病を持つ希望者も受け入れる。
デイサービス(定員30人)は、デジタル式の鏡で自身の体勢や動きを確認しながらリハビリできる最新機器が特徴。筋力や持久力の向上を図るトレーニングマシンも4台設置した。
介護保険対応の老人ホームは、全室個室(約18~19平方メートル)で約120室。図書館やインターネットコーナーを備え、街で暮らすような環境を整えている。
規模は約5400平方メートルの敷地に、鉄骨造3階の延べ約6998平方メートルの。地中海やアジアン、和モダンなどの5つのテーマを設定し、食事も選ぶことができる。
同施設は全国で介護施設など約470カ所を保有する湖山医療福祉グループ傘下の平成会(福島県会津美里町)が運営する。系列法人の草加福祉会が相模原市などで「ファンコート」シリーズを展開している。
(2016年3月20日号掲載)