西武信金、和光大学と包括連携/地域活性化を目指す


握手を交わす落合理事長(右)と伊東学長

握手を交わす落合理事長(右)と伊東学長

 西武信用金庫(東京都中野区)は3月24日、和光大学(東京都町田市)と包括的連携に関する協定を締結した。相互の知的資源やノウハウを活用し、地域の活性化と産業の発展を目指す。

 調印式は、3月23日に町田市金井町のキャンパスで行われた。落合寛司理事長と伊藤達夫学長が協定書にサインし、握手を交わした。昨年8月に町田支店を開店した同信金は、鶴川に本部があり共通の地域基盤を持つ同大学と連携した活動を行う。街づくりや中小企業に連携して支援することで、地域の活性化に役立てる。

 和光大学は昨年50周年を迎え、町田市や周辺地域との「地域連携」を重視。地元のイベントへ協力を行ってきたほか、鶴見川など周辺環境への保全活動や川崎市の市民団体・企業と連携した自転車タクシー事業を立案・運営している。

 同大学の伊藤学長は「大学の役割は研究室を出て、地域と交流して研究する時代になった。今回の協定は新たなきっかけになる」とあいさつ。落合理事長は「大学には新しい発想を持った若い人材と、あらゆる分野に精通した教員がいる。相互の知的資源を活用して、中小企業をサポートする」と話す。
(2016年4月10日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。