アサミホテル、相模原市と協定/災害時に施設提供


災害協定締結式のようす

災害協定締結式のようす

 相模原第一ホテルANNEX(アネックス)などを運営するアサミホテル(相模原市南区古淵)は3月15日、相模原市と「災害時における施設などの提供協力に関する協定」を締結した。大規模地震などの発生時、ホテルの施設を待機所として提供する。

 協定の内容は、市の要請に応じて、施設を一時的に帰宅困難者に開放し、災害関連情報のほか、水道水やトイレなどを提供すること。

 災害時に提供する施設は1階の和室、2階のコミュニティールームと小会議室、7階のスカイルーム。4室は計230平方メートルあり、136人を受け入れることができるという。

 ホテルは、JR横浜線古淵駅から南へ約350メートル。東日本大震災の際も帰宅困難者の待機所として開放し、トイレや飲み水、毛布を提供した。

 ホテル関係者は「社内から地域に貢献したいという声があった。小さなことだが、地域に役立てれば」と話す。

 古淵駅周辺でははじめてで、市内で14カ所目の指定となった。ラポール千寿閣(相模原市南区上鶴間本町)が町田市と共同で締結するなど、近隣の自治体と連携する事例もある。
(2016年4月10日号掲載)

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