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『うたかたの夢のかなた』(文芸社)は、相模原市在住の斎藤行宣(77)さんが自身の少年時代をつづった自伝。戦中戦後の何もない時代を栃木県大田原市で過ごし、自然を辞手にたくましく育っていく様子を描いている。斎藤さんは五十代で、試薬の輸入・販売会社を企業。著書の中で、「その生き方のすべてが幼少期に自然から学んだもの」と振り返っている。 (2016年4月10日号掲載)