県の2月の有効求人倍率(季節調整値)が1・00倍となり、前月から0・02ポイント低下した。慢性的な人材不足が続く一方で、離職件数が1年1カ月ぶりに増加に転じたためと見ている。
神奈川労働局の労働市場速報によると、有効求人数が前月比0・6%増加したが、有効求職者数も同1・7%増加。雇用先の先行指標となる新規求人倍率(同)は、1・51倍で前月から0・18ポイント低下した。
有効求人数(原数値)は10万7405人で前年同月に比べて6・9%増えた。有効求職者数(同)は9万7448人で5・3%減少した。
(2016年4月20日号掲載)