西武信用金庫(東京都中野区)は4月18日、金融クラウド「FinTech(フィン・テック)」を活用した新たなサービスの創出を目指し、税理士法人のTKC(宇都宮市鶴田町)と共同研究することに合意。両社の共通顧客である中小企業の健全な成長・発展を支援する。
TKCはことし6月から、財務会計システム「FXシリーズ」に「銀行信販データ受信機能」を搭載し、機能強化型として提供。中堅・中小企業の経理事務の省力化を図り、企業経営者の意思決定をサポートする。
新機能は、フィン・テックを経由して、インターネットバンキングやクレジットカードなど、取引明細データを自動で収集。適時・的確な仕訳計上が可能になるという。
一方で同信金は、フィン・テックについて、中小企業に向けた革新的なサービス提供のための取り組みを実施。両社が持つノウハウを共有し、中小企業を支援するための新たなサービスに関する協議を進めていく。 (2016年5月1日号掲載)