三菱重工業相模原製作所(相模原市中央区田名)はこのほど、市小学生向けに「おもしろ実験教室」を開いた。市内の小学5年生ら47人が参加し、同社が製造しているターボチャージャーの原理や用途などを学んだ。
同教室は、CSR活動(企業の社会的責任)の一環として2009年から毎年開催している。今回で7回目となる。
授業では、NPO法人「子ども・宇宙・未来の会」(KU―MA)の職員が講師を務めた。空気を圧縮してエンジンの燃焼を促進させ、より強い力を発生させる「ターボチャージャー」の仕組みを講義と実験を通して、小学生らに解説した。
参加した小学生は「ターボは普段の生活では聞き慣れない言葉だけど、車にとって、とても重要な部品だということがわかった」などと感想を述べた。
続いて、ターボの組み立てラインを見学した。小学生が「工場では、たくさんの機械が自動でターボを作っていて驚いた」と答えるなど、日頃見ることができない風景に喜んでいた。
(2016年5月1日号掲載)