相模原/大型連休中に相次ぎ伝統行事


新戸地区の河川敷で揚げられた8間の大凧

新戸地区の河川敷で揚げられた8間の大凧

相模川上空を泳ぐこいのぼり=市提供

相模川上空を泳ぐこいのぼり=市提供

 5月の連休中、相模原市内では相次ぎ伝統行事が行われた。相模川沿岸で、端午(たんご)の節句を祝う伝統行事「相模の大凧まつり」と「泳げ鯉(こい)のぼり相模川」を開催。空に舞う大凧やこいのぼりを一目見ようと、多くの市民が会場を訪れた。

 ■相模の大凧まつり

 大凧まつりでは5月4、5日の両日、新戸、勝坂、下磯部、上磯部の4地区の相模川河川敷で勇壮な大凧が空を舞った。家族連れなど、約16万人が来場した。
 今年の題字は277件の応募作品から選ばれた「福風」。「多くの人の幸福が大凧となって空高く舞い上がり、風に乗せて全国や世界へ運びたい」という思いが込められている。
 新戸地区では、題字が書かれた14・5メートル四方の大凧が揚げられた。初日の4日、大凧文化保存会の約100人が引き手となり、一斉に綱を引くと大きな凧が晴天の空を浮遊した。

 ■泳げ鯉のぼり相模川

 相模川高田橋上流(中央区水郷田名)では、4月29日~5月5日の7日、「泳げ鯉(こい)のぼり相模川」が開催さされた。地元の住民らで構成される実行委員会が1988年から始めたもので、29回目を迎える。
 川の両岸から250メートルのワイヤー5本を張り、約1200匹の色とりどりのこいのぼりで、空を埋め尽くした。開催期間中には家族連れら約55万人が風にそよぐこいのぼりを見て楽しんでいた。
(2016年5月10日号掲載)

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