相模原市、機能強化視野に計画案/療育センター整備検討


 相模原市が再整備を検討している「市立療育センター(陽光園)」の検討委員会が5月13日、市役所で開かれた。

 療育内容の見直しや充実、療育窓口の機能強化を視野に入れ、施設機能の検討が行われた。年度内をめどに基本計画案を策定する。

 新施設は、療育に必要な医学的診断や判定、治療を行う機能の設置が検討されている。

 医療相談医から「早期の医学的な介入が必要」と指摘があったほか、医療機関と所属先(学校や幼稚園など)の連携が不足するなど、療育機能が不十分だった。

 療育センター内に診療所を設置する計画が検討されている。対象は療育・相談を受けている本人とその家族。医師が同診療所での診療を必要と判断した者に限る(予約制)。

 同センターは1975年に開設され、第一~第三陽光園の通所部門、障害相談室の4施設で運営を開始。市の療育の中核機関として市内全域の総合的な療育支援を行ってきた。療育環境を取り巻く環境の変化や量的・質的課題の発生などのため、再整備の検討に至った。
      (編集部)

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