相模原市出身の画家・村田英子さん、「宿命の女性」たちテーマに9点/現代女性にメッセージ


6月19日まで展示会を開催中の村田さん

6月19日まで展示会を開催中の村田さん

 相模原市出身の画家、村田英子さんの展覧会「村田英子展―宿命の女性たち―その悲しみと憂い」が6月19日まで、相模原市民ギャラリー(同市中央区相模原)で開かれている。

 村田さんは1968年に県立相模原高校を卒業後、一般企業に就職。結婚を機に退職し、4人の子供を出産後、32歳から画家の黒田秀方氏に師事した。数多くの展覧会で作品を発表する一方で、第14回安田火災美術財団奨励賞展の秀作賞をはじめ、数多くの受賞歴を持つ。

 今回の作品は、新約聖書に登場するサロメやギリシャ神話のメデューサなど、運命に翻弄された女性がテーマ。宿命にあらがいながらも力強く、美しく生きた女性たちの悲しみと憂いの表情が多彩な色彩で表現されている。

 村田さんは「この王女たちは運命に翻弄され烈女として歴史的に生き抜いた。そして現代の女性たちに強烈なメッセージを送り続けているのかもしれない」と話している。
(2016年6月1日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。