パソコン周辺機器メーカーのエレコム(大阪市中央区)は、相模原市中央区田名の物流施設内にある「神奈川物流センター」の物流体制を改め、処理能力を2倍以上に増強した。物流体制の再構築で、物流コストと在庫の削減に期待する。
今回の再編では、東京都江東区の東京物流センターを閉鎖し、東日本向けの物流拠点を同センターに集約。物流機器と新システムの導入で、年間2億2千万円の物流コスト削減を想定している。
投資額は約8億7千万円で、商品を届け先で仕分けするソーターシステム(自動仕分け機)を2ライン追加し、計4ラインとした。既存システムの約2倍の処理能力を持つ新システムを採用することで業務を効率化する。
(2016年6月1日号掲載)