相模原、市内初コワーキング/淵野辺駅近くにオープン


「konomachi―cafe(コノマチカフェ)」

「konomachi―cafe(コノマチカフェ)」=相模原市中央区鹿沼台

 JR淵野辺駅近くの相模原市中央区鹿沼台に、コワーキングスペース「konomachi―cafe(コノマチカフェ)」が5月23日にオープンした。同市で初めてのコワーキング施設となり、注目を集めそうだ。コワーキングスペースは、個人事業者や小規模法人が同じ場所で働き、互いの情報や知恵を共有する施設。米国発祥のスタイルで、近年では全国各地で同スペースが広まっている。

 運営は、パソコン教室運営やIT事業などのひのもとや(同市中央区鹿沼台)。同社の佐藤信社長は「都内にはコワーキング施設が多いが、地元相模原にはなかった。仕事や勉強がしっかりできる場とする一方で、異業種や地域交流の場となれば」と話す。

 同カフェは、約120平方メートル。ゆっくり仕事に取り組めるように人工芝や観葉植物、ソファなどを配し、パソコン教室とカフェスペースに分かれている。30席の電源付きデスクと9席のパソコン付きデスクを備えており、Wi-fiも完備。コピーやスキャニングも可能で、個人事業主やビジネスマンでも十分に仕事ができる環境を整えた。

 税理士・社会保険労務士の事務所が併設されているのも特徴で、佐藤社長は「個人事業主やこれから起業する人が気軽に相談できるよう併設した」と説明する。

 週末にはイベントスペースとして利用可能。今後は、起業を目指す主婦の利用を見込んで、託児スペースや貸部屋ができるよう拡張することも視野に入れている。

 料金は1時間まで500円から。月会員制度もあり、法人登記、住所利用も可能。
 佐藤社長は「この場所で人が出会い、化学反応が起きて何かを生み出すきっかけの場としたい。地域活性化へつなげれば」と話していた。
(2016年6月1日号掲載)

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