相模原市は、歩道橋や道路などに社名などの愛称を付けられる「市土木施設ネーミングライツ導入方針」を5月から施行し、第一弾として、同市中央区田名塩田にある歩道橋のスポンサー企業を6月30日まで募集している。
市は7カ所のスポーツ・文化施設などに同制度を導入していたが、道路やトンネル、ペデストリアンデッキなどの土木施設へも拡大する。
契約金は、市内の土木施設の維持管理費に充てる。今回の対象施設は、国道129号の塩田原交差点に設置している「しおだ夢のかけ橋歩道橋」。同橋の主桁部分に企業名や愛称、ロゴマークなどを表示することができる。
また、児童の通学見守り運動や清掃活動など、橋周辺で実施できる地域貢献活動の提案も契約の条件としている。
契約期間は、2016年10月から3年以上5年以内で、金額は、月額2万5千円以上。名称の語尾に橋の名前を含めるなどの条件もある。
募集対象は、市内外の法人格を持つ企業や学校など。今後は6月15日まで質問を受け付け、30日に募集を締め切る。7月の選定委員会を経て、8月に契約を締結し、10月から導入開始の見込み。
同市の道路計画課は「地域貢献活動をセットにした命名権。企業PRに役立ててほしい」と話している。問い合わせは同課042・769・8374。
(2016年6月10日号掲載)