自動車の技術展示会「人とくるまのテクノロジー展2016」が5月25日から3日間、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開催された。自動運転や燃費効率の改善、燃料電池車などに関連する技術や製品の最新情報が集い、関係者が商談や交流を図った。
(芹澤 康成/2016年6月10日号掲載)
今回は、部品や材料、制御システムなどを扱う企業が約538社出展し、過去最多を記録した。来場者数も3日間合計で8万7375人と昨年を約450人上回った。
開催テーマは「いつまでも、くるまにワクワク、ドキドキ、ときめきを」とした。自動運転が当たり前となった時代を見据え、「走る・曲がる・止まる」といった運転の楽しさや実現するための技術を講演や展示で紹介した。
自動運転に関連する技術やシステムなどの出展が目立ち、シミュレーターで体験型展示をする企業が多かった。
三菱電機(東京・丸の内)も自社の運転支援システムを搭載したコンセプトカー「EMIRAI3」を展示。関心を持つ来場者が列をつくっていた。