新車市場、燃費偽装問題が影響/軽自動車が前年割れ


 神奈川トヨタ自動車が発表した4月の県内新車市場(軽自動車含む)は、前年比2・8%減の1万6808台となり、前年割れとなった。

 4月に発生した熊本地震によりトヨタなど各メーカーのサプライチェーンが一時的に寸断された影響のほか、三菱自動車の軽自動車燃費偽装問題も発覚。県内市場の足を引っ張った。

 県内市場のうち、軽自動車の市場は、偽造の該当車種が生産停止になったことで、同16・2%減の4041台と大幅に落ち込んだ。なかでも三菱自動車は3割減、日産自動車も4割減となったという。

 この影響は大きく、県内新車市場に占める軽自動車全体の割合も押し下げる結果となった。

 ただ、登録車(排気量660cc超)の市場は、同5・0 %増と11カ月ぶりにプラスとなった。「乗用車」「RV車」とも前年を上回っていた。
 (編集委員・千葉龍太/2016年6月20日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。