地域環境の美化について顕著な功績があった個人・団体を環境大臣が表彰する「2016年度地域環境美化功績者表彰」の受賞者に相模原市内の2団体が選ばれた。6月8日、東京・半蔵門のホテルで表彰式が行われた。
同市中央区すすきの町の「寿寿喜の会」(山﨑順二会長)は1967年に設立され、96人が活動している。最終日曜を美化活動の日と定め、「社会奉仕の日」の旗を掲げて巡回している。すすきの自治会区域内の後援や道路、自治会館、バス停留所周辺のごみ拾いをはじめ、除草や不法投棄物の撤去、花壇の植栽・維持管理を行っている。
同区中央の「相模原中央福寿会」(玉田稔会長)は1976年に設立され、75人が参加している。地域内の道路の清掃活動とともに、比丘口公園で植栽・除草などを実施。10~12月の清掃の際に集めた落ち葉を堆肥にして、花壇の肥料とするなど、資源の再生利用にも取り組んでいる。
2団体の活動は、各地域の住民らの美化意識の向上に大きく寄与しているという。今年度の表彰件数は、全国で18人・41団体。うち県内は4人4団体だった。
(2016年6月20日号掲載)