国土交通省相武国道事務所はこのほど、2016年度の主要事業を発表した。国道20号八王子南バイパス(BP)の延伸工事に39億円、国道468号首都圏中央連絡自動車道(圏央道、愛川~八王子間)の道路改良工事に12億円、国道16号橋本駅周辺整備に3・28億円を充てるなど、全体で約133億円を計上した。
国道16号線橋本駅周辺整備は、国道と橋本駅やバスターミナルなど、ほかの交通手段に連絡する交通結節点として、相模原市緑区西橋本1丁目から同5丁目までの延長1・5キロメートル区間における横断地下道を整備。橋本駅と緑区役所周辺区域とを結ぶ橋本駅南入口交差点で、渋滞緩和と安全・安心な歩行空間を確保するため、横断地下道の整備を実施している。
八王子南BPは、圏央道の高尾山インターチェンジ(IC)と接続し、圏央道のアクセス道路として整備。国道16号(八王子市北野町)から町田街道(八王子市館町)までの約7・0キロメートルで事業を実施。館町地区ほか改良工事、館高架下部工事、館第一トンネル工事などを行う。
国道16号相模原駅周辺地区自転車道整備(その2)は、中央中央区学校入り口交差点(相模原市中央区富士見)から鹿沼台交差点(同矢部)までの約0・8キロメートルが対象。相模原駅周辺地区は、歩行者と自転車の交通量が多く、特に高齢者は児童の歩行者と、自転車の接触事故が懸念されている。
圏央道相模原愛川ICから高尾山ICまでの14・8キロメートルでは、圏央道の建設事業で分断された生活道路を補う「機能補償道路」の改良工事を実施する。
(2016年7月1日号掲載)