「さがみはら防災フォーラム」が7月2日、相模原市中央区中央の市民会館で開かれた。フリーアナウンサーの生島ヒロシさんや、宮城県知事の村井嘉浩氏が講師を務め、市民や防災関係者など約800人が聴講。大規模災害の発生に備え、自助・共助について考えた。
フォーラムは、相模原市が主催。第一土曜日から1週間を防災週間と位置づけ、防災対策への関心と理解を深める取り組みを行っている。
生島さんは、「麦わら帽子は冬に買え」と株式取引の格言を引用。「災害が発生してからでは遅く、発生する前に備えておいてほしい」と呼び掛けた。
また、「相模原は内陸部で津波の心配がない。しかし、大規模地震の発生時に、海の近くにいるかもしれない」と警告。「日本にいればどこであっても被災する危険性があるので、自助・共助する必要がある」と強調していた。
村井知事は2005年に就任し、現在3期目。東日本在震災の対応にあたった経験を踏まえ、大規模災害に対して行政や住民が何を備え、どのように対処すべきか説明した。
(2016年7月10日号掲載)