大和市、第一生命と見守り協定


協定書を手にする大木市長(右)と星野支社長

協定書を手にする大木市長(右)と星野支社長

 大和市は7月8日、第一生命保険厚木支社(厚木市旭町)と高齢者や障がい者などの見守り活動に関する協定を締結した。保険外交員が高齢者世帯の異変や徘徊する認知症患者らを早期発見し、事故や事件を未然に防止する。

 具体的な内容は、外交員が生活状況の異変に気付いたときや、徘徊者と思われる人を発見した場合、市へ連絡する。連絡を受けた市は、対象者の安否確認など必要な措置を取る。

 同市では近年、高年齢者の孤立死や認知症の人が徘徊する事例が増えている。発生を防ぐため、周囲が異変に気付いた際、速やかに手を差しのべられるよう、市内の事業者などと同協定の締結を進めている。今回で13社目となる。

 市役所で開催された締結式には、同市の大木哲市長と第一生命保険厚木支社の星野一輝支社長などが出席。協定書に調印した後、大木市長は「協定は、市民の生活を守る上でとても意義のある内容であり、非常に心強く感じている」と述べた。

 星野氏は「協定を契機に、さらに地域貢献を目指したい」と話していた。 市は今後、他の民間事業者と同様の協定締結を進めていく。
(2016年7月20日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。