5月の店舗移転にともない大幅リニューアルしたJR相模原駅前の中華料理店「中国名彩 敦煌」(相模原市中央区相模原)が評判を呼んでいる。
同店は今春、旧店舗から徒歩1分の相模夢大通り沿いの5階建てビルを取得。5、4階を店舗としてリニューアルオープンした。現在は利用客の要望やニーズを把握し、メニューなどの微調整を重ねており、9月にグランドオープンする。
同店はこれまでのリーズナブルな「中華居酒屋」から、高級志向の「中国名彩」へコンセプトを変更。中華を代表する四川・広東・上海・北京料理の「名彩」を提供する。客層が大きく変わり、商談や接待などの需要が増え、宴会も好評だという。
内装はミシュランで5つ星の都内ホテルの内装を手掛けた設計業者に依頼。ホテルのような高級感ある雰囲気で、4階を約100人まで対応の宴会場とし、5階を調理スペースと個室などのテーブル席とした。日本最大級という自動回転円卓や、夜景を楽しめるカップル席なども設けた。
料理は食材から見直し、水もすべてミネラルウォーターを使用。また「地産地消」を掲げ、地元農家の有機野菜や相模原産の香福豚、米も相模原産を使用している。
ディナーコースは5千円から。アルコールはワインメニューを豊富に揃えている。一方で、宴会は3千800円からとリーズナブルに設定した。
同店では現在、「グルメ会」という法人会員を募集している。個室の優先予約や個室チャージ無料、会計が月締めの請求書発行ができるなどの特典がある。募集会員数は60社、入会金60万円、年会費2万円。すでに地元異業種交流会などが会員となっている。
同店を運営するスリーエルの李爽社長は「まちがレベルUPするために、駅前の発展を担うランドマークになれれば。広域交流拠点都市にふさわしい駅前のまちづくりに貢献したい」と話している。
(2016年8月1日号掲載)