ケルヒャー、横浜移転/来年めどに港北区に


新横浜に建設予定のケルヒャー本社社屋(イメージ)

新横浜に建設予定のケルヒャー本社社屋(イメージ)

 清掃機器大手の独ケルヒャーの日本法人、ケルヒャージャパン(宮城県大和町)は、横浜市港北区の新横浜に新社屋を建設し、2017年7月をめどに本社を移転する。取引先の多い首都圏に人事などの総務部門などを移すことで、業務効率を向上させる。

 同社は車や外壁の洗浄に使用する高圧洗浄機やスチーム洗浄機などの家庭製品のほか、工場や建設現場で使う業務用などを販売。2015年末の売上高は144億円に上り、事業規模が拡大している。

 新本社の従業員は約50人を想定。大和町は東北の拠点と位置づけ、修理や出荷前点検などに関連する部門を残す方針。
 同社は1988年に東京で設立し、94年に仙台市郊外の工業団地に本社機能を移転した。大和町は本社がある独・ヴィネンデンに気候や風土が似ており、東北新幹線や東北自動車道を使えば業務への支障が少ないと判断した。
(2016年9月1日号掲載)

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