相模女子大、共同開発の梅酒発売/小田急百貨店で9月14日から


真剣にびん詰め作業に励む学生

真剣にびん詰め作業に励む学生

 相模女子大学(相模原市南区文京)が大学の敷地内に植えられている梅を使い、久保田酒造(同市緑区根小屋)と共同で梅酒「翠想」を開発。9月14日から小田急百貨店町田店(町田市原町田)で限定200本を販売する。

 梅酒に使用したのは、キャンパス内に卒業生が植えた100本以上の「梅」。大学を彩る季節の風物詩を味覚として提供し、地域の活性化につなげようと昨年から取り組んでいる。

 梅酒には、梅の実の「翠(みどり)」と、キャンパスで学ぶ学生の「想い」を込めて、「翠想(すいそう)」と名づけた。ラベルデザインは生活デザイン学科の学生から募集し、学内選考で選ばれた作品を採用した。

 人間社会学部社会マネジメント学科と短期大学部食物栄養学科の学生らが開発に参加した。1年生から3年生の代表13人が樽からガラスびんに梅酒を注ぎ打栓すると、1本ずつ丁寧にラベルを貼った。

 「翠想」は、久保田酒造の「相模灘 純米吟醸 美山錦」や氷砂糖と合わせて漬け込み、約3カ月熟成させた。梅本来の香りや酸味を生かすため甘味を控え、日本酒独自のうまみやさらっとした口当たりを引き出した。

 価格は、720ミリリットル入りで2160円。小田急百貨店町田店の「開店40周年記念大生誕祭」で販売し、14日は参加した学生が店頭に立ってアピールする予定。
(2016年9月10日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。