相模原市は8月24日、優良工事等表彰の式典をけやき会館(同市中央区富士見)で開いた。同市が発注し2015年度に完成した工事のうち、成績が優れた36件を優良工事として表彰した。
受賞企業は日栄建設(中央区田名)や防長土建(中央区宮下)、甲斐工務店(南区上鶴間本町)など39事業所。受賞した実績は、入札の総合評価方式で加点される。
入江土木(中央区小山)の入江功社長は、受賞者を代表し「安全第一を最優先とし、特に第三者の安全確保に努めた。受賞の喜びを噛みしめ、努力まい進していく」と謝辞を述べた。
対象は、予定価格250万円を超える工事請負のうち、完成検査における評価点が80点(A評価)以上の工事を実施した企業。共同企業体(JV)の場合、構成員である全社が受賞する。
表彰状授与の後、小星敏行副市長は「公共インフラが整備され、充実することは地域経済の発展に欠かすことができない」とあいさつ。
来賓として出席した阿部善博市議会議長、市建設関連団体連絡協議会の篠崎栄治会長が祝辞を贈った。その中で、篠崎会長は「受賞を契機にさらなる努力を重ねて、より良く、安全なものを市民に提供してほしい」と話した。
15年度から始まった同表彰制度は、模範となる優秀な工事と施工者を表彰することで、建設工事の品質確保や安全意識の向上を目指す。リニア中央新幹線の新駅設置や広域交流拠点整備など大規模事業を控え、工事の品質向上と適正な施工を推進する。
(2016年9月10日号掲載)