光明学園、100周年ロゴを決定/女子美大の山浦さん考案


井上理事長と作品を持つ山浦さん(左)

井上理事長と作品を持つ山浦さん(左)

 光明学園相模原高校(相模原市南区当麻)は、100周年記念のロゴマークとキャッチコピーを女子美術大学(同区麻溝台)アートデザイン表現学科3年の山浦若菜さん(20)の作品に決定。学園の象徴として、今後制作する学校案内やポスターなどの広報物に使用していく。

 2019年に創立100周年を迎える同学園では、地域連携の一環として半径2キロメートル圏内にある最寄りの女子美術大学相模原キャンパス(同区麻溝台)と杉並キャンパスから募集した。ロゴ26点とキャッチコピー13点の応募があり、山浦さんの作品のほか2作品が最終選考に残った。

 光明学園の井上正明理事長は「建学の精神を的確に表現するとともに、独創性とアイデアあふれる素晴らしい作品を提案してくれた」と称賛した。

 ロゴマークのデザインは、同学園の校章にも使われている「ハスの花」をモチーフとした。キャッチコピーの「息づく智慧(ちえ)と慈悲、101年からの鼓動」として、建学の精神である「すべてに智慧と慈悲をもって一生懸命やる」を取り入れた。

 山浦さんは「100周年は大きな節目だがあくまで通過点なので、101年から伝統を重ねていってほしいと考えた」と話し、受賞の気持ちを表した。同学園からの「100周年の“0”を種に見立てて、新芽が吹くようすを加えてほしい」という修正依頼に、柔軟に対応した姿勢なども評価された。
(2016年10月10日号掲載)

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