「グランハート町田」完成/子供から高齢者が交流


医療・福祉・介護が一体となった複合施設「グランハート町田」

医療・福祉・介護が一体となった複合施設「グランハート町田」

 医療・福祉関連施設を運営するグランハート町田(町田市山崎町)は1日、少子高齢化が進む木曽山崎団地(同)に医療・介護・福祉などの複合施設「グランハート町田」を開業した。高齢者だけでなく、子供や若者が集まる仕組みを取り入れ、幅広い世代が交流する機会を提供する。

 同施設は、異なる業種が共同で事業を行うことが特長。医療機関で低栄養状態と診断された地域住民に対する栄養指導型の食事を提供するほか、行政・医療・介護が連携し、在宅医療を含めた地域医療・介護を推進する。健康データや薬剤情報などの利用者情報をクラウドで一元管理するといった「新しい試み」にも取り組むという。

 敷地面積は団地北側の約4874平方メートル。 「クリニック(B)棟」は、整形外科・外科や内科・脳神経、歯科などの専門科が入居する。

 「医療関連複合サービス(C)棟」は、介護・看護の相談窓口やデイサービス、保育ルーム、カフェ&レストランなどが入る。2棟は連絡通路で結ばれ、互いに行き来できるよう配慮した。

 特別養護老人ホーム「グランンハート悠々園」が入るA棟は、2018年4月に完成予定。延べ約4860平方メートルの3階建てで、特養90床とショートステイ10床となる。市内の社会福祉法人悠々会が運営する。
(2016年10月10日号掲載)

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