相模原市、かかりつけ薬局整備/薬剤師と連携で乱用防止


協定書を交わした加山市長(左)と小川会長

協定書を交わした加山市長(左)と小川会長

 相模原市と市薬剤師会はこのほど、若者らにも浸透し深刻な問題となっている薬物乱用の防止・対策について「薬物乱用防止啓発事業の実施に係る基本協定」を締結した。地域薬局を「かかりつけ薬局」として、相談・啓発する体制を整えていく。

 協働事業の第一弾として、11月15日の「みんな元気!さがみはら健康フェスタ2016」で啓発イベントを行い、薬剤師が薬物乱用防止やドーピング禁止を啓発した。小学3~6年生向けの「キッズ調剤体験」、クイズや映像で薬物乱用の危険性を訴えるキャラバンカーなどの活動を行った。

 協働事業では、薬剤師の専門的な知識と経験を生かし、薬物乱用の危険性を広く社会に訴えるための活動を計画。オリジナルのリーフレットや教室用テキストを作成するほか、小中学校の保護者など一般市民を対象とした教室を開く予定。

 同日の締結式で、小川護会長は「今回の協定締結を新たな一歩とし、地道ながらも積極的に今後も薬物乱用防止啓発活動に取り組んでいきたい」と話した。
(2016年11月1日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。