潤水フェスを開催、淵野辺公園に1万6千人/地元企業も出展


開会式であいさつする加山市長

開会式であいさつする加山市長

 「潤水都市さがみはらフェスタ」が10月29・30日の2日間、相模原市中央区弥栄の淵野辺公園で初めて開かれた。在日米陸軍の相模総合補給廠(しょう)の一部返還地で開催された昨年に比べ、約4千人減の1万6千人が来場。時折小雨が降る悪天候だったこと、会場の変更で出展数が縮小したことなどが原因と見られる。

 初日の開会式では、在日米陸軍の軍楽隊「パシフィックグラス」が人気映画のテーマ曲やアイドル歌手のヒットソングを金管楽器で演奏。来場者を楽しませ、日米友好をアピールした。

 名誉実行委員長の加山俊夫市長は「らぁ麺グランプリでは、各店が自慢の味を提供している。全店のラーメンを試食してもらえれば」とあいさつ。「市内の各地域から参加し、ブースを出展している。大きく変わろうとしている相模原の自慢を見て、聞いて、体験してほしい」と呼び掛けた。

 ステージイベントでは、相模原商工会議所青年部によるお笑いライブ「サガミハラエッジ芸人バトル」を初めて開催。相模原から起こる笑いを、地域振興や若手芸人などの育成につなげようという試み。10組が参加し、約4分でネタを披露した。

 市内や姉妹都市のグルメや特産品を販売する「さがみはらパワーゾーン」では、日相印刷が昨年に続けて出展。「さがみん」や「照手姫」など、市内のイメージキャラクターを印刷した文房具や事務用品を販売した。

 また、東鈴紙器が組み立て式のダンボール家具を展示・販売した。子供連れの家族などに好評で、展示品を使った「お絵かきコーナー」に人の列ができていた。
(2016年11月10日号掲載)

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