アイワ広告、ベーカリー事業参入/健康気遣うパンを提供


ポップが目を引く手作り感あふれる店内

ポップが目を引く手作り感あふれる店内

 看板のアイワ広告(町田市旭町)は27日、本社ビルの1階にベーカリーカフェ「サニーベッカリー」を開業する。社員の健康を気遣う“思いやり”から生まれたパンを提供し、「日本一のベーカリーを目指す」と、小山雅明社長は熱を入れる。

 店舗面積は230平方㍍。カフェも併設し、購入したパンとともにサラダやスープ、ドリンクを楽しむことができる。席数は30~40席を予定。

 同社は、実家を離れて一人暮らしをする社員も多く、「安全・安心な食事を」と約7年前に社員食堂を開いた。「ランチメニューの一つである〝手造りパン〟が好評だったため、地域の人にも食べてもらいたい」(小山社長)と異業種に参入した。

 同店のこだわりは、生産者の顔が分かる素材を使った「安心・安全・美味しさ」を体現するパンを提供すること。市内の玉川大学とのコラボレーションで「はちみつ」を使ったパンなど、町田市や商工会議所、農業者などと連携した製品開発も視野に入れる。

 特に、社員の実家(北海道)で採れた小麦「ゆめちから」「はるゆたか」「キタノカオリ」は、たんぱく質が12%以上の強力粉でもっちりとした食感が特徴。近所にある岡直三郎商店の日本一醤油(しょうゆ)を合わせた「ゆめちからもっちりパン(海苔しょうゆ)」がおすすめだという。
(2016年11月20日号掲載)

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