多くの人に菊の魅力を知ってもらおうと、内閣総理大臣賞受賞者の鈴木宣夫氏(64)が手掛けた菊を展示した「菊特別展」が、大和市下草柳の市グリーンアップセンターで開催されている。
鈴木氏は、市スポーツ・よか・みどり財団職員で同センターに勤務。市内の菊作りサークルに所属して菊作りを始め、技術を磨いてきた。全日本菊花連盟全国大会で全種目の総合優勝となる同賞に2006年度と13年度の2回選ばれた。
展示している菊は、嵯峨菊や肥後菊など古典菊、食用菊など、合わせて約100種類140点。赤色やピンク色、黄色、白色、紫色といった、色彩豊かな花々が来場者の目を楽しませている。
一際大きな花を咲かせているのが、大菊の「福助」「ジャンボ福助」「だるま」の3種類。そのうち、「だるま」は鈴木氏が内閣総理大臣賞を受賞した種類。高さ65センチメートル以内で1本の苗から3本の茎に分かれてそれぞれ大輪の花を咲かせた。
(2016年11月20日号掲載)