県内上場企業7~9月期、「減収減益」続く/海外景気の減速など影響


 浜銀総合研究所が発表した2016年7~9月期の県内上場企業117社(金融、日産自動車を除く)の決算集計によると、合計の売上高は前年比6・3%減の2兆5379億円、経常利益は同33・2%減の948億円となり、2四半期連続の減収減益となった。県内上場企業の業績は、円高や海外景気の減速を反映して悪化が続いている。
(編集委員・千葉龍太/2016年12月1日号掲載)

 業種別では、製造、非製造業ともに減収減益。製造業は、電気機械、素材が増益に転じたものの、自動車・自動車部品、一般機械が苦戦している。

 非製造業は、全体で経常利益が同71・0減と大幅に落ち込んだ。米国でプラントの建設が遅れ、コストがかさんだ建設業を筆頭に、小売や運輸・倉庫の業績も低迷した。その半面、サービスや卸売、情報通信といった業種は回復した。

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