町田市が地権者、小田急と協働/鶴川駅周辺を整備へ


開発に着手する鶴川駅の北口

開発に着手する鶴川駅の北口

開発に着手する鶴川駅の南口

開発に着手する鶴川駅の南口

 町田市は小田急線の複々線化が完了する2017年度から、同線鶴川駅周辺を「東の玄関口」と位置づけ、街づくり事業に着手する。駅北口広場の再編や南口市街地整備など、駅を中心とした街の新たな顔づくりが主な事業。地権者や小田急電鉄と協働して整備に取り組む。
(芹澤 康成/2016年12月1日号掲載)

 市は、南口の土地区画整理事業や北口の拠点商業施設の誘致、駅舎改良などを盛り込んだ駅周辺再整備基本方針を11月に策定。整備は18年度に土地区画整理事業の認可を見込み、▽ステップ1(17年度から15年間)▽同2(27年度まで)▽同3(32年度まで)と段階的に整備を進め、32年度の完成を目指す。

 既成市街地を更新し、地域の中心核となるコンパクトな機能集積と利便性を向上。副次核にふさわしい街づくりを実現し、居住人口を維持し、来街者数を増やす。

 駅南口は道路や下水道などが未整備で、農地と住宅が混在する。市街地や南口広場の整備を進め、南口アクセス道路や主要生活道路で結ぶ。土地の有効利用と中高層による住宅や商業、業務、文化などの機能を誘導し、生活環境の増進を図る。保育施設や医療施設、高齢者福祉施設の立地も視野に入れている。

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