Ｍ・Ｔボクシングジム、中谷選手が東日本新人王

　ＭＴボクシングジム（相模原市緑区西橋本）に所属する中谷潤人選手（18）が11月13日、東京・後楽園ホールであったボクシングの東日本新人王トーナメント決勝戦で優勝を決めた。31歳の山田大輔選手（ＲＥＢＯＯＴジム）をわずか１００秒でノックアウト（ＫＯ）し、最優秀選手賞（ＭＶＰ）に輝いた。

　フライ級の中谷選手は、開始直後から接近戦に持ち込もうとする山田選手に対し、ジャブをつきながら距離を維持。少し距離が出来ると左のボディーストレートを打ち込みペースを握った。

　相手がジャブを打ち込みに来た瞬間、中谷選手の狙いすました左カウンターが顔に入った。山田選手は前のめりに倒れ、立ち上がったものの足がふらついたところでレフェリーが試合をストップ。１分40秒でＴＫＯ勝ち。戦績を８戦８勝（７ＫＯ）とした。

　無敗の中谷選手はインタビュー後、自発的に「努力という力が、また僕を成長させてくれた。ジムの方、応援してくれる皆さまのおかげで勝利がある」と発言。応援に来たファンやセコンドに感謝の気持ちを伝えた。
（２０１６年１２月１日号掲載）