大和市はこのほど、交通安全教育などを受けた市立小学校に通う5・6年生などを対象に保険付き「自転車運転免許証」を初めて交付した。市が約3800人分の保険料を負担する。
初めての交付式が11月2日、市立林間小学校(大和市林間)で開かれた。同校児童が代表で、加入証明となる免許証を大木哲市長から受け取った。
市内小学校全19校の5・6年生、約3800人が対象。同免許証の交付対象者が事故などをおこした場合、最大1億円を補償する。これにより、自転車事故による被害者救済や加害者の経済的負担の軽減を図る。
保険付き免許証の交付事業は、市が8月に損害保険ジャパン日本興亜と締結した「市民の交通安全にかかわる包括連携に関する協定」に基づき実施したもの。協定の締結により、交通安全教育を受けた子供を講学保障で加入価格を抑えた保険に加入させることが可能となった。
(2016年12月1日号掲載)