相模原東RC、70人が練習成果競う/剣道大会で青少年育成


激しい戦いが繰り広げられた「女子の部」決勝戦

激しい戦いが繰り広げられた「女子の部」決勝戦

 相模原市内の青少年剣士の育成を目的とした「相模原東ロータリークラブ(RC)杯剣道大会」が11月23日、中央区中央の市立体育館で開かれた。市内の道場・団体に所属する約70人が出場し、日ごろの練習成果を競い合った。

 同大会は、同RCと剣道団体「相北会」の共催。公式戦に出場できない2軍選手も活躍できる場を設け、実戦経験を積んでもらおうと、この時期に毎年開催している。

 「男子の部」は男女・小中高生混合で、4~5人ずつ10組が参加。5チームずつAとBの2ブロックに分かれ、リーグ(総当たり)戦で勝ち点の最も多い組が決勝へ進出した。

 男子決勝は、大沼若松剣道会と星が丘剣友会の対決。いずれも実力あるメンバーをそろえる強豪チームで、わずかな技術力の差が勝敗を分ける接戦となった。

 大将戦では、力強い打ち込みが持ち味の黒部愼一郎選手(大沼若松剣道会)と、年長者の統率力でメンバーを束ねる橋本光司選手(星が丘剣友会)が競った。大将戦で勝敗が決まらず、中堅の試合で優勝杯が大沼若松剣道会に渡った。

 また、「女子の部」は女子のみ・小中生が参加可能で、3人ずつ7組が2ブロックでリーグ戦を行った。大沢剣道会と前年優勝の大沼若松剣道会が決勝に進出。大沢剣道会の久郷知夏選手の軽やか足さばきで昨年の最優秀選手だった金子莉子選手(大沼若松剣道会)を翻弄し、優勝に導いた。

 声が大きく、闘争心がある選手を選ぶ「敢闘賞」では、圡方祥選手と杉本麻緒選手を表彰。「技術力は未熟だが、努力次第で伸びる」とし、記念品を贈呈した。
(2016年12月10日号掲載)

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