西武信金と桜美林大学、地域活性化向け協定/専門知識で課題解決へ


協定書を交わす落合理事長(右)と三谷学長

協定書を交わす落合理事長(右)と三谷学長

 西武信用金庫(東京・中野)と桜美林大学(町田市常盤町)は昨年12月22日、地域の活性化と産業の振興を図るため、包括的な連携・協力に関する協定を結んだ。専門的な知識を互いに活用し、地域や事業者が抱える課題の解決に取り組む。
(芹澤 康成/2017年1月10日号掲載)

 大学で開かれた調印式では、同信金の落合寛司理事長と同大学の三谷高康学長が協定書に署名し、握手を交わした。相模原・町田地域にビジネス・ネットワークを持つ金融機関と、地域貢献やマネージメントなどのノウハウ・想像力を持つ大学が提携することで、地域の発展に寄与させようと締結に至った。

 具体的には、信金が取り引き先の中小企業をインターンシップ先として紹介し、大学の就業学習を支援する。新規採用機会を提供することで、地域企業の人材不足の解決も図る。

 落合理事長は、相模原や町田の魅力について「リニアの開業で都心へのアクセスが容易になることで、品川や銀座などのマーケットを活用できる。都心部にない魅力ある製品やサービスを打ち出せば、限りない伸びしろがある」と指摘した。

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