県はこのほど、昨年からスタートした新たな企業誘致推進方策「セレクト神奈川100」で、相模原市南区相模大野の「オーセンテック」の投資計画を認定した。「ロボット関連産業」として選び、企業誘致促進融資などで支援する。
板金加工機の部品開発や製造などを手がける同社は1億1200円の融資を受け、向上と研究所を新たに建設する。投資額は約1億5500万円で、10月1日の稼働開始を予定している。
県によると、同社は海外に外注している板金用バリ取り機の組み立てなどを内製化するとともに、寒川町暗みの神奈川テクニカルセンターを金原工業団地(同市緑区根小屋)近くの同区長竹に集約する。
同社は、相模原市の企業誘致奨励制度「ステップ50」の認定も受けている。用地取得や建物の建築にかかる費用の1割以内が給付される。
セレクト神奈川100は、「インベスト神奈川2ndステップ」終了後の新たな企業誘致施策として導入。目的を「県内への企業の立地促進」に変更し、製造業中心の誘致対象を小売業や宿泊業などにも拡大した。
(2017年1月10日号掲載)