中谷潤人選手、プロボクシング全日本新人王決定戦勝利/M・Tボクシングジム


全日本新人王戦を制した中谷選手

全日本新人王戦を制した中谷選手

 M・Tボクシングジムの中谷潤人選手(19)が、昨年のプロボクシングの全日本新人王決定戦で西日本代表の矢吹正道 選手(薬師寺ジム)に判定勝利。東西MVP戦を制し、同ジム初の全日本新人王が誕生した。
(芹澤 康成/2017年2月1日号掲載)

 中谷選手は1回終盤にカウンターを受けたが、ダウンを奪われずに巻き返しに出る。矢吹選手のスタミナ切れも手伝い断続的なコンビネーションで応戦するも、緊迫した打ち合いは最後まで継続。3対0の判定で勝利を手にした。戦績は9戦9勝(7KO)。

 勝者の名乗りを受けると、中谷選手は笑みをこぼした。フライ級で新人王に輝いても「(矢吹選手が)いい選手と聞いていたので、いい場所で皆さんに見てもらいながら戦えたのは光栄」と謙虚さを忘れない。

 東日本新人王トーナメント決勝戦では、相手の顔に入った左カウンターが効き、わずか100秒でノックダウン。準決勝でも、断続的なジャブで2回終了時に棄権させるなど、頭角を現した。

 ここまで無敗の中谷選手がリングサイドから受ける声援は大きい。「反省点を残した」と課題はまだまだあるが、これからの成長に期待が膨らむ。

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