県観光魅力創造協議会がこのほど、横浜市内のコンベンション施設で第3回会合を開いた。相模原市内の観光資源は、JAXA相模原キャンパスや川尻石器時代遺跡、尾崎咢堂記念館など約70件を提示。また、これらの資源が組み込まれたモデルルート約70案も示した。
構成員などが提案したスパリゾートや博物館など都市資源を活用したルートのほか、津久井地域の自然を堪能できるルート、川尻や尾崎咢堂記念館などの歴史をテーマとしたルートを紹介。旅行会社や交通事業者にモデルルートの積極的な採用を促した。
昨年12月、相模原市内で行われた現地調査と意見交換会の報告があった。市や観光協会、観光振興協議会の関係者のほか、米国、中国、オーストラリア、タイの有識者や留学生が参加。緑区城山の料理店で津久井産大豆を使った「たまご焼き」を試食し、組紐(くみひも)体験、川尻遺跡の発掘現場や川尻八幡宮などの見学を行った。
同協議会は、県内の自治体や観光協会、宿泊関係団体、交通事業者・団体、経済団体など約50で構成される。ラグビーW杯2019および東京20五輪・パラリンピックを機に、県内の観光資源の発掘や磨き上げ、周遊ルートの開発を目的とした活動を行っている。
(2017年2月10日号掲載)