BA合同会社、祥雲時本堂に映像/式典や催事利用を想定


「寺フェス」で公開された映像作品

「寺フェス」で公開された映像作品

 BA合同会社(相模原市緑区西橋本)はこのほど、新規事業としてCG映像を建築物の形に合わせて映し出す「プロジェクションマッピング」の制作を始めた。結婚式や市民まつりなど、式典やイベントでの利用を想定している。

 第一弾となる作品は、大晦日から年明けにかけて、町田市高ヶ坂の祥雲寺で開かれたイベント「寺フェス」で公開。ことしの干支(えと)「酉(とり)」が卵から生まれる様子や、境内にある風神・雷神像などが、音楽に合わせて本堂に投影された。

 今回のプロジェクトは、来場者の反応を調査したり、販促資料を制作することが目的。「より多くの来る人に楽しんでもらいたい」という思いが主催者側と合致し、制作と投影の了承を得た。

 作品のイラストはイベントの実行委員が制作し、アニメーションは同社の服部光彦代表が手掛けた。グーグルの「ストリートビュー」の撮影や短編動画などの制作・編集で培ったノウハウがベース。相模原・多摩地域では定着していていない分野として需要の拡大を見込み、投影用映像作品の制作に参入した。

 服部代表は「会場に合わせて魅力的に映像を投影する」と話していた。
(芹澤 康成/2017年2月10日号)

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