町田市、ゼルビアのホーム整備へ/昇格向け5千席増設


ゼルビアホームで増設 町田市はこのほど、サッカーJ2のFC町田ゼルビアが本拠地としている陸上競技場(市立野津田町)の観戦席を5千席増設することを明らかにした。2020年度の完成に向け17年度予算案に関連業務の経費を計上する方針。プロスポーツクラブがもたらす、地域経済への波及効果にも期待している。

 「市5カ年計画17―21」では観客席の増築や大型映像装置の設置など同競技場の整備関係費として、計75億3600万円を計上した。現時点では、バックスタンドを2層構造にして5千席を確保する計画で、メインスタンドやサイドスタンドは現状を維持する。

 観戦席はメインスタンドの2632席のほか、バックスタンドやサイドスタンドが合計7990席。同チームのホームページによると、同チームは収容人数を1万0328人としている。

 ゼルビアは昨シーズン、4年ぶりにJ2に復帰。最終的には7位に留まったが、一時は首位になるなど健闘した。将来的なチームのJ1昇格を見据え、施設基準である1万5千席を満たす環境を整備する。

 重点項目の一つである「野津田公園スポーツの森再整備」では、20年東京五輪・パラリンピックの開催を見据え、テニスコートや多目的グラウンドなどを17年から5年間で整備。陸上競技場のスタンド増設や大型映像装置の整備も計画に盛り込んだ。
(2017年3月1日号掲載)

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