相模原を舞台に映画、「ホペイロの憂鬱」/市内に支援の輪広がる


 相模原市内をオールロケ地とした劇場用映画「ホペイロの憂鬱」が市民有志らの支援のもと、2月に撮影をほぼ終え、3月末の完成を目指している。

 同作は市内在住の作家・井上尚登氏の同名小説の映画化。相模原に拠点を置くJ3所属サッカーチームのホペイロ(用具係)の主人公が、チーム内で起こる事件の謎を解決していくユーモア・ミステリー。企画・制作は、フィルム・クラフト(東京都品川区)。

 「相模原を舞台にした映画を制作したい」と企画されたもので、相模原ギオンスタジアムやサーティーフォー相模原球場、市民会館など、すべての撮影を市内で行っている。

 制作にあたり、文化庁文化芸術振興費補助金の助成をうけ、相模原市が後援。地元企業がスポンサーとして資金支援しているほか、地元サッカークラブ・SC相模原のサポーターら、市民有志による支援の輪が広がっている。

 最終撮影日となる19日には、映画の見せ場となる試合シーンをギオンスタジアムで撮影する予定。応援団役として、多くの市民エキストラに参加してもらいたい考えで、当日の市民エキストラを募集している。

 相模原市在住の小池和洋プロデューサーは、「相模原を舞台にした映画をつくるのが、長年の夢だった。市民と一緒に盛り上げて、作品を相模原の名物にしたい」と話している。映画は3月末の完成を予定。その後、市内で先行公開し、全国順次公開を目指している。

また、地元スポンサー企業を募集している。問い合わせは、制作委員会事務局03・6680・3733。
(2017年3月1日号掲載)

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