相模中央交通と神奈中ハイヤーを傘下とする神奈中タクシーホールディングス(厚木市栄町)は、往年の車体デザインを再現し、2月中旬から運行を開始した。いずれも細部までこだわり、象徴的な「あんどん」(社名表示灯)も当時使用されていたものを再現した。
「リバイバル(復刻)タクシー」は、相模中央交通が発足して間もない、1968年から91年ごろまで使用していた、上部が白色、下部がえんじ色のツートンカラーのデザインを再現。相模原や相模大野、大和、町田などのエリアに1台ずつ配置し、同15日から運行を始めている。
また、神奈中ハイヤーは、73年から97年ごろまで使用していた黄色を基調に赤いラインが入った車体デザインとなっている。相模原や町田など各エリアに1台ずつ計9台を配置し、同16日から運行している。
同社は「街で『リバイバルタクシー』を目にすることで、当時を懐かしく思い出す人、初めて見て新鮮に感じる人もいるはず。そんなさまざまな気持ちを運んでいく」とコメントした。
(2017年3月1日号掲載)