起業家をはじめ、起業を目指す若者や女性にワークスペースを貸す「コミューン・ベース・マチノワ」が3月19日にオープンする。インキュベーションマネージャーが常駐し、起業や経営に関する各種相談、情報提供などの面でサポートしていく。
ブースやデスク、カウンター、いずは、サトウ草木(相模原市緑区青根)が提供した津久井産の間伐材(スギ、ヒノキ)を使って製作。地元の木材の紹介、木材や家具を展示・販売する地産材活用のPR拠点としての役割も担っている。
起業家や若者、女性、クリエーターらの活躍を後押しするさまざまな仕掛けやイベントを開く。各々のアイディアや行動力と地元企業を結びつけるコンテスト、間伐材を使ったワークショップ、美術系学生と企業の共同開発プロジェクトなどを計画している。
マチノワは、無線機リースの「オンザウェイ」(町田市原町田)が移転して空いた旧社屋を利用する。同社やコーディネーターの山本満氏(元さがみはら産業創造センター)を筆頭に、HDM、地域企業などで構成される「マチノワ衆」がプロデュースした。
利用は会員制で、一般1万6千円、ウィークエンド6千円、学生5千円など。学生以外は別途、登録料が必要。
目指す会員数は100人。施設見学はインターネットで受け付けている。ホームページ内の申し込みフォームに必要事項を入力し、送信する。
(芹澤 康成/2017年3月10日号掲載)