相模原市、ブラジルを誘致/東京五輪で事前合宿地へ


登録事前キャンプガイドにされている総合水泳場

登録事前キャンプガイドにされている総合水泳場

 相模原市の加山敏夫市長は市議会で、ブラジル五輪委員会から2020年に開催される東京五輪・パラリンピックの「事前キャンプの拠点としたい」と打診があったことを報告。受け入れる方向でおおむね合意し、「日本五輪委員会の協力を得ながら諸条件などを調整した上で、覚書を早期に締結したい」と意向を示した。

 加山市長は、加藤明徳市議(公明)の質問に「市の複数のスポーツ施設を含めた環境を高く評価し、本格的に検討を進めている」と答えた。

 東京五輪組織委員会は、事前キャンプガイドに相模原麻溝公園競技場(相模原ギオンスタジアム)や市立総合水泳場(さがみはらグリーンプール)などの市内施設を掲載。登録されていない施設でも、相手国との合意があれば使用に支障はないという。

 ブラジルと市との間に友好関係や交流はないが、15年から相模原に関心を持っているという。具体的な種目や人数は、今後の協議で決めていく。
(芹澤 康成/2017年3月10日号掲載)

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