大和市、来場者100万人突破/文化創造拠点シリウス


100万人目の甘粕さん一家

100万人目の甘粕さん一家

 大和市が大和駅東側地区に整備した「文化創造拠点シリウス」は3月17日、昨年11月の開館からの来場者が100万人を突破した。同日に記念式典があり、100万人目となった藤沢市の甘粕晃夫(てるお)さん(34)一家と大木哲市長がくす玉を割って祝った。

 シリウスは昨年11月3日、国道467号(藤沢街道)と大和駅東側プロムナードが交わる場所に開館した。芸術文化ホールや図書館、生涯学習センター、屋内こども広場などで構成される大型文化複合施設。当初の目標は1年間で100万人だったが、135日で目標に達した。

 市によると、開館直後に受験シーズンとなったことが来場者数を伸ばした主因とした。利用者登録をすれば、市民以外も利用することが可能。カフェや有料のラウンジ席もあり、くつろぎの空間として人気となっている。

 大木市長は、千代田区立日比谷図書館や横浜市中央図書館を超える利用者について、「“本が主役”の図書館から、“人が主役”とした。図書館を〝居場所〟として捉え、コミュニケーションの場とした点がよかったのでは」と話す。

 また、「短い期間で100万人を達成できたのはうれしい誤算。ことしの11月までに、来場者数の200万人達成を目指す」と意気込んだ。

 100万人目の甘粕さんは、妻の千佳子さん(33)と長男の一晴(いっせい)君(9カ月)とはじめて来場。大木市長から記念品として、館内施設の優待券などが贈られた。

 晃夫さんは「子供が遊べる施設をインターネットで探していたら、シリウスのことが紹介されていたので来てみた。これから何十回と足を運びたい」と話していた。
(2017年4月1日号掲載)

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