相模原市南区出身のバイクレーサー・山中正之さんは、5月に英国マン島で開催される二輪車レースの最高峰「TTレース」に出場することが決まった。応援するバイク仲間や知人らの署名を乗せて、コースの環境が厳しい競技に挑む。
マン島は、淡路島(兵庫県)よりわずかに小さい約572平方キロメートル。島をほぼ1周する約60キロメートルの公道を走り、周回時間と最高速度を競う。公道ならではの荒れた路面と200カ所を超えるコーナーが特徴で、サーキットとは異なる技術が試される。
2015年9月と16年8月の2回、マン島で開かれる同レースの登竜門「マンクス・グランプリ」に出場。ニューカマークラスで2位となり邦人初の表彰台に乗り、ライトウエイトクラスでも9位と健闘した。
山中さんは「最大のモチベーションは皆さまの応援。オートバイ原産国である日本代表として、全力を出し切る」と話した。
(2017年4月10日号掲載)