決戦終盤、激しい舌戦/衆院選神奈川13・14・16区


第48回衆議院議員選挙/神奈川第13・14・16区立候補者

第48回衆議院議員選挙/神奈川第13・14・16区立候補者



第48回衆院選は、22日の投開票 へ向け終盤戦を迎えている。神奈川14区 では、自民赤間希望本村16区 では 自民 の 義家 と 希望 の 後藤 が、それぞれ激しく争っている。終盤戦を迎え、各候補者の舌戦も激しさを増している。(敬称略)
■神奈川13区

13区は12選を目指す自民の 甘利 に、希望と共産の新人が挑む。甘利は前回2014年の選挙期間中、全国を遊説して地元入りは初日と最終日だけだったが、現金授受問題で閣僚を辞任したこともあり、今回は地元に張り付く。陣営幹部は「前回より票は減らすだろうが、(授受問題の)影響は思ったより少ない」としている。初出馬となる希望の は、米ハーバード大研究員などの経歴から、外交政策を中心に訴える。衆院解散直前に民進から希望入りしたことで、民進の支持層を引き継げているとは言えず苦しい。 共産の 岡崎 は、比例重複候補で名簿順4位。前回、共産は比例南関東で3議席を獲得。比例票を掘り起こし、比例の4議席目を狙う。  

■神奈川14区

14区は3人が前回と同じ顔ぶれで対決。4選を目指す自民の赤間は、前総務副大臣、現内閣府副大臣の実績と、大規模開発を控える地元と国のパイプ役としての存在感を強調。支持層を固める。 希望の本村は民進から移っての戦い。民進の党県連代表だった16区の後藤が離党し、9月末に県連代表に就任したばかりだった。前回は比例復活だが、「選挙区必勝、比例は期待しない」とする。陣営幹部は「後半戦から手ごたえを感じてきている」として追い上げを図っている。 共産の 中野渡 は前回の衆院選、15年の 相模原市長選 に続き出馬。市長選では5万票を獲得。立憲社民 との野党共闘を訴え、共産 の比例票を掘り起こす。  

■神奈川16区

16区も前回と同じ顔ぶれの3人の対決。前回は僅差で後藤に敗れ、比例復活した自民の義家が選挙区で雪辱を果たすか。前回の義家の惜敗率は98・5%。後藤の当選が決まったのは全国の選挙区で最も遅く、選挙区の全国最後の1議席を争うという激戦ぶりだった。 希望の後藤は解散前に民進を離党し、希望の結党に参加。津久井地域で演説会に人が集まりにくいなど、民進支持者の一部から反発もあるが、地元出身の強みをいかし4選を狙う。 共産の 池田 は前回に続き3回目の出馬。自身が苦学した経験から、若者の貧困などを訴える。

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