緑区県議選、無所属で3人目出馬/溝口氏「無投票避けたい」
取材に応じた溝口市=1月28日
4月の統一地方選の県議選に、相模原市緑区選挙区から同区千木良在住の元会社員・溝口大介氏(44)が保守系無所属で立候補することが明らかになった。溝口氏は元相模湖町長・溝口正夫氏の長男。前回2015年の緑区県議選では、定数2に対し立候補者2人で無投票となった。今回は出馬表明が3人となり、無投票は避けられる見通し。
溝口氏は「市民の代表が投票で選ばれることがなく決まるのはおかしい。特に今回は、市議からの鞍替えの立候補予定者もおり、無投票選挙を避けたかった」と訴える。
溝口氏は同市出身。県立橋本高校から拓殖大政経学部を卒業。大手住宅メーカーの関連会社をことし1月に退職し、出馬を表明した。
出馬の経緯について溝口氏は「祖父はかつて県議秘書を務め、父は元相模湖町長。幼いころから耳学で政治を学んだ。特に、相模原市と津久井郡4町の合併に力を注いだ父の姿を見て、政治を志すようになった」と話す。
溝口氏は「緑区は神奈川の水源地であり、住民負担が大きい。その負担分を正しく分配し、医療・福祉・子育ての充実にあてていきたい」「民間企業出身の視点を生かし、同世代の30、40代の子育て世代に訴えていきたい」と主張する。
2019年2月1日号掲載)